2月3日(金)節分会が執り行われました。
曇り空でしたが多くの方にお越しいただくことができました。
節分は、名の通り季節の節目になります。
季節の節目には邪気(鬼)が生じ
その邪気を払うための行事となります。
御祈祷をし
護摩を焚きます
護摩木をくべ、燃え上がる炎
煙が天に届くことで天への供物となり
代わりに人々への福を授けます。
皆様が今年一年無事でありますようにと
お経を終えます
豆まきの準備もできています
いよいよ豆まきがはじまります
年男のかたに鏡開きをしていただいたのち
豆をまきます
お不動さまの前には鬼はいませんので
今年も良き節分会となりました
幸多き年になります事を
お祈り申し上げます。
「節分」
節分とは、本来立春・立夏・立秋・立冬の前日をいうのであるが、今は立春の前日のみ節分とされ、春を迎え邪気(鬼)を払って新しい年の福を願う行事とされている。
ところで、オニとは何を意味するのでしょうか?
私は、人間の心の中にある怒ったり、貪ったり、愚痴を言ったりする煩悩であると思います。
私たち人間は、だれもが煩悩というオニを宿しています。そして、このオニを態度に表したり、口で発したりしています。
例えば、粗末な食事を前にして、「これでは食べるものがない」と不平不満の一言で家族団らんの食卓がいやな雰囲気になってしまいます。こんな時食事を作ってくれた人を思いやる心や、食べ物の命に感謝する心を起こせば、楽しい食卓になる。
私たちは、怒ったり、貪ったり、愚痴たりする弱い心「オニ」を取り除こうと努力精進することで、思いやりの心、慈悲の心を目覚め、限りなく仏に近づくことができるのです。